先週、ウェスティンでの、テーブルコーディネートの展示会のお手伝いをしてきました。
今年も、本当に素敵な展示が沢山でした!
今回私は、
David Wellsさんという、陶芸家で、日本料理人でもある方のブースについて彼のサポートをさせていただきました。
Davidさんは、来日されて15年、料理の学校で学び、料亭で修行も積まれ、有田で焼き物のお勉強をされたり、、日本人よりも日本の文化や食について研究されているお方です。
FRaUや、和楽などで連載もされていました。
そんなすごい方のアシスタントにつけることが決まってから、楽しみな反面、私で大丈夫かなとドキドキしながら当日伺いました。
ところが、素晴らしい展示、彼の暖かい人柄で、そんな不安はすぐに吹き飛んでしまいました☆
今回のテーマは「家族」です。
ブースに松が生けてあったのですが、未生流という流派の考え方からインスピレーションを受けたそうです。
松の一番下の枝は子供たち、真ん中の枝は両親(大人)、一番上の枝は、祖父母をあらわしていて、それをもとに、子供のテーブル、大人のテーブル、祖父母のテーブルで、コーディネートがされていました。
おじいさんおばあさんを敬うために、祖父母のお皿は「月」をモチーフにしたもの、大人と子供のお皿は、染色体(DNA)をモチーフにしたもの。
赤のグラスはビッグバン(全ての始まり、熱、うねり)をあらわし、全てがつながっていること。
彼の作り出したテーブルは、暖かく、優しさに満ちた、家族のつながりをあらわしていました。
そして陶芸家ですので、上記写真テーブル上にあるものは全て全て、Davidさんの手作り!!
素晴らしいと思いませんか?
そして子供のテーブルの上にはわらじが・・・!
子供が大きくなったら、ちゃんと靴を履いて外の世界に出て行けるように、という願いがこめられています。
Davidさんご本人もとっても優しい、暖かくユーモアのある魅力的な方でした♪
彼のお手伝いが出来たことは本当にラッキーでした!
ホームページに彼の作品が沢山出ているので、素晴らしいので良かったら見てみてください♪
他の方の展示も素晴らしかったです。
こちらは、作家の林真理子さんの作品
プリンス・エドワード島での思い出を元にコーディネートされたそうです。
こちらは、インド大使夫人の作品
さすが、インドです。
ゴージャス・・・!
イタリア文化会館館長夫人の作品
トスカーナでの食卓をイメージしたそうです。
真っ赤なパプリカが、キラキラに輝いたお日様の下を想像させます☆
イタリア文化会館夫人の秘書が、偶然中学高校時代の後輩で、嬉しい再会もありました♪
そのほかいろいろと素晴らしい作品がありましたが、全てのテーブルから幸せな空気を感じました。
全てのテーブルを見て勉強になりましたし、Davidさんのお手伝いも、本当に良い経験をさせていただけてとっても幸せでした。
これからも、世界中の人々があたたかく幸せな食卓を囲めることを願います。